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執筆者の写真希望の家労働組合

春闘

更新日:2022年3月26日

定期昇給に関しての団体交渉を行ってきました


昨年は1号級分程しか昇給せず、多くの職員が1000円から1500円ほどしか昇給が行われませんでした


4000円〜6000円ほどの昇給が行われる例年と比べ、大きく減額となっています


この事は

社会的にも低所得が問題になっている介護職員に関しては死活問題であり

当然その他の職種であっても、大きく将来を不安とさせるものでした


建築工事で、現場の労働者や利用者がほとんど利用しない場所を改築していった事で、労働者の中で大きな不満が溜まっていた事もあり

今年の昇給で例年比に戻らなければ退職する

そういう声も少なくありません


職員が少なくなる事は、ケアの質の低下に直結します

希望の家労働組合も、当然この事態を見過ごすわけにはいきません


要求内容としては

昨年度の減額幅も含め、7号級分の昇給を要求しました

同時に人員の拡充も要求を行いました


団体交渉の中で

法人からは経済状況が語られ、7号級どころか、例年比の3〜4号級の昇給すら難しいという旨の回答がありました


希望の家労働組合からは

昨年の賞与の大幅減額により、年収で言えば数十万円の収入が減り、労働者達の生活はかなり困難となっている事

次回の昇給次第で離職を考えると言っている職員も少なくない事

などを伝え、最大限昇給を行うよう強く要求を行いました


法人は経営赤字の原因として

コロナ禍で収入が大きく減った事を理由として挙げていましたが

法人の収支報告を見ればコロナ禍以前と比べ、コロナ禍中でも法人全体の収入は全く減っていません

支出が大増した事が問題であると、法人に対し指摘しました


今すぐに改善は難しく、長い目(数年ほどの期間)で見てほしいと言う発言が法人からありましたが


現場労働者達は今困っています

今この瞬間に生活に困っている人がいます

そして今年一年の収入や仕事に対し大きな不安を感じています

昨年からの不安から職員が辞めていっている現状があり、現場からすれば、その仲間達が辞めてしまった損失というのはとても大きい

そしてこれからも現場の未来を作る人材が失われていってしまう

今回の問題に関しては、昇給額を頑張ればその貴重な人材の流出を止められるのだから、最大限努力してほしいと、希望の家労働組合は主張しました


改築工事への不満の声が大きい件や

労働者の年収を大きく減らしながらも高級車を所有し続ける事への不満の声も大きい事も伝え

現場の声に寄り添った経営を行う事を訴えました


交渉中に

「人は財産だからね」

と言った理事がいました


その言葉を信じ、回答を待とうと思います


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