2月28日に、賃上げと年間賞与について団体交渉を行いましたので項目ごとに報告します
(1)ベースアップにて3%以上の賃上げを行う事
【法人からの回答】 国が公務員の給与表の改訂を行い、当法人もその新しい給与表に変更する予定である。平均で 約0.3%ほどのベースアップに相当する変更になる予定。
(2)定期昇給にて3%以上の賃上げに行う事
【法人からの回答】 可能な限り例年比に戻す予定。県の基準を参考に、55歳以上の労働者に対して2号報の昇給 を予定。55歳未満の労働者に対して3号報の昇給を予定。
(3)年間賞与、夏季冬季合わせて月給の4.5倍を支給する事。
【法人からの回答】 決算は6月になり、現時点で数字を明示するのは難しい。診療報酬のマイナス改訂や、物品の 値上げなどの影響もあり、経営も厳しい状況はあるが、収支は改善傾向であり、昨年の3倍は上 回る予定。可能な限り4倍に近付けるように努力したい。
以上が回答のまとめとなります。
賃上げは例年比に大きく近づき、ベースアップも予定、賞与に関しても最大努力という法人から の回答を得る事ができ、労働組合の要求に対して、一定以上の回答を得る事ができました。
そして、来年度に診療報酬の改訂の可能性があるという事で、インフレに一定対応した改訂にな れば、収入増の可能性もあるようです。その際には今年の賞与に可能な限り反映させるようにも 組合から要求しました。法人からは、最大限反映させるよう努力するとの回答を得る事ができま した。
法人の回答からは収支が改善傾向である事は伝わってきましたが、実情を詳しく知りたい。ホー ムページの収支報告だけではなかなか分かりにくいので、数字を元に労働者にわかりやすいよう に説明してもらいたいとの要求も行い、それに対しても検討するという回答を得ました。 また同時に、数年での離職者増で、労働者ひとりあたりの負担増となっている現場の厳しい実情 についても訴える事ができました。
大幅に賞与カットが行われる前の水準に元通りというわけにはいかないと思いますが、今回の交 渉では大きな前進が見れたと思います。
今後とも団結して頑張っていきましょう。
希望の家労働組合は、労働者ひとりひとりが働きやすい職場を作るために前進していきます。 職場での悩みがあれば、お気軽に相談してください。