10月25日に
冬季賞与についての団体交渉を行いました
法人からは
コロナ禍の影響であり特養が満床となっておらず、短期利用に関しても8月は受け入れられなかった点や、それに伴うデイサービスの制限などにより経営が改善されているわけではない点が話され、収入自体は回復しているとはいえず、2.8倍を支払うのは不可能である。昨年度の1.7倍を下回ることのないようにしたいが、はっきりした事は申し上げられない
という回答がありました。
労働組合からは
人が減っていて仕事は大変になっている
各部署ごとに違いはあるが、すでにケアが崩壊している部署もある
職員の休憩時間もまともにとれない。職員の怪我も増えている。利用者が怪我をする事故も増えている。
このままでは雇用条件の良い他の職場に転職してしまう。
などの意見がでました。
その中で、組合員の家族からもらった手紙を紹介し、労働者の生活実態が厳しくなっている現状を伝えました。
交渉内では
根拠となる数字が何も提出されないので、提出するように要求しました。
この生活賃金の低下はいつまで続くか?コロナ禍が終われば本当に戻るのか?このような労働者の大きな不安を払拭するため、数字を根拠とした改善報告と、冬季の賞与を最低限元の倍率に戻す事が必要である事を訴えました。
そもそも今年には、経営に改善の兆しがみられ、昨年度以上の賞与を支払う事を期待させる旨の文書が、理事長から出されていたはずです。
2.8倍の要求というのは、大きな額に見えるかもしれませんが、夏と合わせて4倍。つまり例年比に戻すという事であり、労働者からすれば最低限の要求です。
そして賞与も生活賃金の一部であり、労働者の生活がかかっています。
人員を確保しケアを維持するためには、労働者が不自由なく生活できる賃金は必要不可欠です。
交渉内では労働者の意見を重く受け止めてくれた理事の方々もいました。
法人からの回答を待とうと思います。
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