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【4月12日団体交渉】前編

本日は団体交渉でした。

前回の投稿にあげていた通り

(1)嘱託、パート職員の処遇変更についての説明


(2)嘱託、パート職員への不利益変更の撤回と処遇改善


(3)定年を60歳から65歳へ延長


(4)団体交渉後の不利益条件追加の禁止


以上の内容で交渉を行いました。


法人からは

前回の団体交渉の内容である昇給については、基本的には2号級分、55歳以上に関しては1号級分という回答。


定年後の職員に対して嘱託は正規職員だった時の7割の処遇になり、パート職員は、在籍年数に対しての加算時給を撤廃したという説明。


定年に関しては

社会保険労務士や会計監査人に相談。社会状況を鑑みて検討していくというような回答。がありました。


希望の家労働組合からは、それら回答に対して到底納得できるものではないと反論。

同じ仕事を継続しているのに、高齢という事だけで処遇を下げるという事には、到底納得できないという主張をしました。


時給減額されるパート労働者の中には、最低賃金を下回るという相談も受けていたので、これに関しても抗議。

最低賃金を下回る場合は最低賃金までは引き上げる。という回答がありました


定年延長についても法人が決定さえすれば行えるものであり、2025年の法改正を待てば、その間に定年をむかえる労働者が辛い思いをする事になる。早急に定年延長を行い、現在定年後嘱託職員として再雇用された労働者に関しては、本人が望むならば正規職員として再雇用を行う体制を整える事を求めました。


掲示板に2日間という条件をつけた件に関しては、理事長の意見だったという説明が法人からありました。


他の掲示物が数ヶ月以上も貼られているのに、なぜ組合の掲示物だけが数日なのか?

組合の掲示物しか貼らない掲示板に掲示期間をつける理由はあるのか?

団体交渉後にこのような条件をつける事には納得できないと抗議しました。


交渉のまとめでは

定年後の職員の処遇や定年延長については前向きに検討するという事。

時給が最低賃金未満にならないように調整する事。

掲示板の期限に関しても、無期限含め協議を行い再度回答する。

という回答でした。


最低賃金以下になってしまうケースでは、時給を引き上げて調整する事や、定年後の処遇に関しても前向きに検討するという発言を引き出す事ができた事に加え、昇給に関しても、昨年より多く勝ち取る事ができました。


しかしながら、昇給についても到底納得できる条件ではなく、法人に長く貢献した人を含み、高齢の職員たちの処遇が厳しい条件になっている事は変わらないので、これに関しては次回以降も議題として上げていき、粘り強い交渉を続けていこうと思います。


希望の家労働組合は、年齢を理由に処遇を減らす事を許しません。


全ての労働者がいずれは高齢になります。これは、現在55歳以上の労働者だけの問題ではありません。

全ての年代の職員が団結し、この問題にも取り組んでいきましょう。

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